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クリアファイル工場の記録帳 その2 >
部長のオリジナルクリアファイルをからかう
部長のオリジナルクリアファイルをからかう
部長が使っているマウスパットはクリアファイルにもなっていた。
というよりクリアファイルの表面がマウスパットになっているもので、ある会社のオリジナルのノベルティなのだそうだ。この部署でも他に何人か貰った人がいるらしい。
しかしその表面にプリントされたデザインは可愛らしいアヒルのキャラクターで、43才のおじさん部長が使うとは思えなかった。でも彼はそのオリジナルクリアファイルを使っていた。私はそんな部長に惹かれていた。彼は普段から部下にも優しくまた忘年会などの飲み会でも常に紳士だった。少し子供っぽいところがあるのか、からかわれやすい性格だったが、皆に慕われていた。
20も歳の離れた人に惹かれるなんて初めてのことだった。でも妻子あるそんな人に想いを告げることなんて絶対にできない。だからこそ、私は部長にデスクに行くたびに、そのオリジナルクリアファイルをからかうのだった。

